新社会人編将来への備え

給与受取口座の賢い選び方・使い方

給与受取口座はしっかり検討しよう

入社に際して必要となる手続きの1つに、給与受取口座の指定があります。会社から金融機関を指定される場合もありますが、社会人になると学生の頃とは生活スタイルが変わるので、給与受取口座を自由に選べるのであれば、先々まで便利に使える口座をしっかり検討することをおすすめします。

当たり前のことですが、給与は生活を支える大切なものです。やりくりして貯めたお金は、将来的に結婚資金や子どもの教育費になったり、家を買うための頭金になったり、リタイア後の生活費になったりします。そのため、給与受取口座を中心にお金の流れが作られていくので、「引き出し」「支払い(引き落としや振り込み)」「貯蓄」といった利便性の観点で、便利な口座を検討しましょう。

「引き出し」「支払い」「貯蓄」の利便性をチェック

まず、「引き出し」の利便性については、職場や自宅の近くに店舗やATMがあることがポイントです。さらに、社会人になると経験する出張や転勤の可能性も考えると、全国的に利用できると安心でしょう。また、現金を引き出す際に手数料がかかる場合がありますが、度重なると、利息以上に手数料を支払うことになりますので注意が必要です。例えば、残業後の遅い時間にタクシーで帰るための現金を引き出すといったシチュエーションもありえるので、時間内と時間外いずれの手数料も安いに越したことはありません。

次に、「支払い」の利便性について見ていきましょう。
日常生活の中では、水道光熱費や通信費、クレジットカードの決済代金、他の口座への振り込み、税金の支払いなど、さまざまな支出があります。忙しい社会人は、手間がかからない口座からの自動引き落としを積極的に活用したいものですが、そのためには公共料金などの引き落としに対応している金融機関の口座を持っている必要があります。また、働き始めると金融機関の営業時間内に窓口へ行くことは難しくなるので、インターネットバンキングの有無は欠かせないポイントです。
さまざまな日常的な支払いの引き落とし先を給与受取口座にまとめておくと、収支が把握しやすくなるため、家計管理がラクになります。

最後に、「貯蓄」の利便性については、先に貯蓄する分を給与から差し引き、残りのお金で生活をする「先取り貯蓄」を習慣づけるべく、自分の給料日に合わせて、定期性貯金に自動で積み立てることができると便利です。こつこつ積み立てて、ゆくゆくは将来に向けて資産運用を検討することになった場合に備えて、投資信託や変額年金保険などの資産運用商品の取り扱いがあるかについても、確認しておくとよいでしょう。

利便性のチェックポイント
店舗やATMが便利な場所にある(出張や転勤時にも便利ならなお良い)
引き出し手数料が安い(時間外も安ければなお良い)
公共料金などの引き落としに対応している
インターネットバンキングが利用できる
自動積立が利用できる(日付指定ができればなお良い)
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記事執筆國場 弥生(くにば やよい)ファイナンシャル・プランナー

早稲田大学院ファイナンス研究科修了。証券会社勤務時に個人向けの資産運用プラン作りを行う。FP転身後は、個人相談、セミナー、書籍や雑誌・Webサイト上での執筆活動を幅広く行っている。『一生お金に困らないための本(エクスナレッジ)』など著書多数。株式会社プラチナ・コンシェルジュ取締役 http://www.pt-con.jp/