言葉遣いは、大人にとっての「免許証」です。大人社会を歩く基本が身についているかどうかは、言葉遣いで判断されるといってもいいでしょう。どんどん場数を踏んで、初心者マークの気配を早く消したいものです。

上記の3つをバイト先等で実際に使っていたという方も多いのでは。
1と2は、目上の方に使うのは失礼な言葉、3のように「すみません」を多用する方がいますが、本当に謝罪が必要なときの信憑性が薄れます。


買い物時等で、店員さんから耳にする、いわゆる「バイト敬語」は間違いだらけ。「1000円からお預かりします」というフレーズも、「から」が不要です。


5と6は「二重敬語」という間違いです。「おっしゃる」+「られる」、「拝見する」+「頂く」と、前半の言葉だけで敬語になっているので後半は不要です。丁寧に聞こえますが、間違いなので要注意。


たとえば得意先等の外部の人に対して発信する言葉として、身内に対しての敬語はふさわしくありません。「敬称」や「尊敬語」は使わず、「謙譲語」で伝えましょう。これは、「内」と「外」の関係があるからです。たとえば、自社の社長のことを話す場合でも適用するべきマナーなのです。


呼び方○○さん

(役職に就いている方の場合は、「さん」の代わりに、「役職名」)

接し方話すときは敬語。親密になりすぎて無礼な態度を取ってはダメ。立場をわきまえて程よい距離感を保つ。

呼び方○○さん

接し方話すときは敬語。直接仕事を教えてくれることが多いので、コミュニケーションは多めに。しかし、敬意は払う。

呼び方○○さん(親しくても、あだ名は控える)

接し方敬語を使わず、丁寧な言葉で会話を。また、ライバル意識を持ちすぎず、相談もできる良い関係を保つ。

オフィス人間関係③原則 1.人によって態度を変えない 2.目上の人には敬意を払う 3.異性社員とも仲良くする(性別を意識しないのもマナー)

「はい、○○商事 ○○部(の○○)でございます」

明るい声で、社名、部署名、必要があれば名前を言う

「▲▲電機の▲▲様、こちらこそ、お世話になっております」

相手の会社名と名前を確認しながら、あいさつの言葉を言う

「□□でございますね。少々お待ちください」

担当者の名前を確認後、つなぐため、待たせることの了承をもらう

担当者へ、電話の相手の会社名、名前をしっかりと伝える

「お待たせいたしました。あいにく□□は、外出しております。□時に戻る予定ですので、こちらから連絡を差し上げるようにいたしましょうか?」

この際、相手の連絡先を聞き忘れないように!
相手から再度電話をもらう場合:

「それでは、お電話をいただいたことを申し伝えます」

伝言がある場合:

「伝言を承ります」


「はい、わたくし、□□でございます」

名前を名乗り、応対する

電話応対する場合は、相手の会社名や名前、用件等をメモする習慣を持とう!

コラム作者:石原壮一郎(いしはら そういちろう) さん

コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。大人の素晴らしさと奥深さを世に知らしめた。以来、大人をテーマにした著書を次々と発表しつつ、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブ、ゲーム等あらゆる媒体で活躍し、日本の大人シーンを牽引。近著に『日本人の人生相談』(ワニブックス)等。

マナー監修:岩下 宣子(いわした のりこ) さん

現代礼法研究所 代表
全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流小笠原清信氏のもとでマナーを学び、1985年、現代礼法研究所を設立。マナーデザイナーとして、企業、学校、商工会議所、公共団体等でマナーの指導、研修、講演と執筆活動を行う。著書に『図解 マナー以前の社会人常識』 (講談社+α文庫)等。

他の記事も見る
新社会人のお仕事マナー Vol.1 身だしなみ
新社会人のお仕事マナー Vol.3 基本的な作法
お願い上手の秘訣は伝え方が9割
入社までに読んでおきたい特選BOOK
社会人のおサイフ事情